鎌倉の七里ガ浜に集うサーファーを被写体にして人気だったホームページ『七里のおじさん』。その制作者であるサーフィン大好きおじちゃんの加藤忠雄さんが、『海・笑・友』と銘打った写真展を開催してくれたので、会場である鎌倉市御成町にある水平線ギャラリーへと、でん助もオンショア波でワンラウンド終えてから拝見させてもらいにいってきました。
加藤さんの作品がギャラリーの壁一面にピンナップされ、その一つずつがサーファーの表情を細やかにとらえていて、どれひとつとっても素晴らしい出来ばえ。これは誰? あれは誰だと、でん助は時間の経つのも忘れて、加藤さんの撮影話に耳を傾けてしまいました。
加藤さんは昭和20年生まれの73歳。鎌倉生まれの鎌倉育ちという生粋の鎌倉人で、材木座から由比ケ浜、坂の下から稲村ケ崎、さらには七里ケ浜から峰が原と、鎌倉のビーチコーストすべてを遊び場に、その変遷を見続けてきた鎌倉の海の生き証人でもあります。しかも社会人となってからは雑誌や新聞で仕事を続けてこられたという、でん助にはメディアの先輩でもあることから、まずはリスペクトさせてもらっていますが、ここ最近は建築&建物を撮影する仕事に没頭されているようで、海にはとんとご無沙汰状態でした。
しかし今回の写真展で、でん助は加藤さんの海へのスタンスを再認識。これから先の時代のサーファーがどんな表情で加藤さんのカメラに写し取られるのか? 次回の写真展が楽しみになってきました。