うぁー、やった！ この波、凄くきれい！ ドロップ！ スピード！ ターン！ グライド＆フロー！ テイクオフを繰り返すたびにいつだって新鮮な興奮がボディ＆ソウルをハッピーに痺れさせてくれる。サーフィンすればするほど気持ちよいもんです。波のサイズは関係なし。サーフィン歴もそう。追いかけて捕まえた波がサーファーをハッピーにしてくれるんです。
頭から真っ逆さまにパーリングしたってサーフィンだから気持ちよいのは同じ。台風のビッグコンディションで一発目にパーリングすると逆に身体がほぐれてリラックスできる時があります。乗れずにセットを喰らったとしても、その時もスープにグリングリンにされながら波のパワーと怖さを身体で計ったりしてます。グッドサーフィンするためにサーファーはクール＆タフです。頭と身体でフルパワーを絞り出す。生存をかけて本気になる。だからサーフィンは楽しいんですね。
ビギナーでワイプアウトが気持ち良くなればレベルクラスがひとつ上のグロメッツに昇格です。スタンドアップしたのにウァーというところでワイプアウト。でも乗るのが気持ち良いからもう一丁。こうなってしまうとサーフィンの楽しさをしっているんですからサーファーの誕生ということになります。いやというほど怖い目に合っても、なんとかサバイバルしながらスキルを積み重ねてください。幸せな未来が待っています。
サーフィンに必要不可欠な波。自分を幸せにしてくれる波を求めて生きていく。サーファーのライフスタイルに大きな違いが見て取れるひじょうに大切なところです。人生の使い方ということだってできます。その波に乗れるかどうか？ でん助はパドリングで漕ぎ続ける人生になりそうです。
波乗りでん助
～ サーフィン総合研究所 ～
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Profile
波乗りでん助
大森修一/ Shuichi Omori- 1954年生まれ。サーフィンワールド、サーフィンクラシック、サーフファーストなど、１９７６年からサーフィンメディアに携わってきたオールドボーイ。サーフィン好きな根っからのサーファーで、サーファーの感情、行動、心理など、サーファースタイルをベースに分析しながら、サーフィンのすべてを研究するサーフィン総合研究所の所長。
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