photo/WSL
ポルトガルのペニーシで行なわれていたMEO PRO で、ジョンジョンが新世界チャンピオンの座にすわった。世界ツアーにクォリファイされてから6年目。ハワイアンサーファーとしては、デレク、サニー、そしてアンディーに次ぐ4人目の快挙だ。
ジョンジョン、心からおめでとう。そして感動をありがとう。新世界チャンピオン誕生のネット中継に、ついに名実共に君の時代が到来したと、でん助は嬉し涙が溢れてしまいました。
タイトルレース決着の舞台となったペニーシは、ビーチブレイクながらハワイノースショアのバックドアに瓜二つといって遜色ないパーフェクトバレルだった。キングの座が決まるはずだった最終戦のパイプマスターズの前哨戦でもあり、MEO PROの結果をでん助は興味津々で待ち受けていた。
しかし勝負の行方は予想外の急展開で、ランキング争いは、リーダーのジョンジョンを追って、ガブリエル、ウィルコ、そしてジョディーの4人のつばぜり合いだったが、なんとウィルコそしてガブリエルが絶不調であっという間にR3で敗退。相次ぐライバルの脱落で楽になったジョンジョンは、ここが勝負所とそこからロケットブースターが点火。ファイナルデイではディープチューブにビッグエアリアルを織り交ぜながら、パーフェクトな試合展開で連戦連勝。そして最後に残ったジョディーもセミでコフィンになんと逆転負け。ファイナルを戦う前に、夢の目標だった世界チャンピオンがジョンジョンにころがりこんできた。
ジョンジョンは、今春にはエディアイカウを制覇、そしてこの2016WSLチャンピオン獲得と、今年2016年は彼にとって記念すべきメモリアルイアーとなった。こうなったからには最終戦のパイプラインマスターにも大きな期待がかかる。自分の家の庭であるパイプラインで、マスターズ初優勝をもぎとって、2016年のビッグタイトル3冠王を達成。今年一年の快挙を見事な幕引きで締めて欲しいものです。
2017 Surfing Photo Calendar 11月1日発売
『日本の波』そして『Through The Year, Keep Surfing』をテーマに、
毎年おなじみのサーフィンフォトカレンダー2017年度版が出来上がりました。
夢中になって毎日海に入っていた夏も過ぎ、フルスーツのウエットの温もりが気持ちいい季節です。『光陰矢の如し』。大切な毎日のサーフタイムを知らせてくれるカレンダーとしてお役立てください