いい波に乗れて充実した3週間のノースショアステイでした。
クリスマスイブの前日、天皇誕生日に30年ぶりの冷たいクリスマス寒波が襲来する鎌倉に帰ってまいりました。相変わらず4ftは行けませんでしたが、ベルジーランドでいいドロップを3発。グゥーンと掘れ上がるバレル波のショルダーでレイルが気持ちよくワークして最高。さらに、もう1発は追求しているフレディレフトのダブルアップで、今まで行けなかった奴をキャッチ。カタパルトから発射されるジェット機のようにケツを蹴飛ばされても、なんとか持ちこたえてターンに成功。クリーンフェイスを前足荷重で気分はジェリーさんで決めてしまいました。継続は力なりというということなんでしょうか。それにしても時間がかかってます。
コンテスト取材ではケリーVSジョンジョンの世紀の一戦が忘れられない。年齢差20歳の11冠キングケリーが、ラスト4分前までジョンジョンに追いつめられて追いつめられて、アー、もうケリーの時代が変わると誰もが思った瞬間、ケリーがあっという間にコンボ差16点をひっくり返すという大どんでん返しの結末が待っていた。パイプラインマスターズでは1本の波で大逆転というのがよくあるが、サーフィンで何が起こっても不思議ではないのがノースショア。スーパーサーファー同士の戦いは今でも夢を見ていたようだ。
時差ぼけで夜明け前からゴソゴソと起きだしてみると鎌倉はうっすら波のラインが入ってました。潮が引く昼前頃はサーファーがラインナップしていることでしょう。30年ぶりのクリスマス寒気ということですから、ハワイノースショアにビッグスウェルがヒットするのは1週間後。年末から新年にかけてからはミッドウィンター。いよいよ日本人プロも続々ハワイ入り予定だし、今冬最初の見せ場となることは確実。どんなライドが飛び出すんだろうか。