波乗りでん助

~ サーフィン総合研究所 ~

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サンセットポイントからの帰り道、伝説のサーフィン写真家ダン・マーケルに遭遇して、、、

12月 29th, 2011 · No Comments

左がダン・マーケル。右はアーティストのハラルド・レナード。
ダン・マーケルさんがサーフィンフォトグの巨匠と言われるゆえんは、その優れた水中撮影技法にあります。正確無比ドンピシャのピントと、クリアーな色彩、そしてサーファーの胸を打つ抜群のフレームワーク。それはスチール写真の域を超え、当時の重たくごつい16ミリカメラをも駆使し、サーフィン映画の傑作『フリーライド』では70年代後半当時としては衝撃のインナーバレルシーンをバックドアとオフザウォールで撮影。日本のサーフシーンにチューブライディングの映像美を動画で植え付けました。また、サーフィンとサーファーの生き方をテーマにしたハリウッド映画『ビッグウェンズデー』のサーフィンシーンでも水中カメラマンとして大活躍。特にサンセットビーチで撮影された迫力映像は最高のハイライトであり、全世界のメディアでスタッフとして最高の栄誉とされるエミー賞を獲得しています。
パイプマスターズ開幕を待つ間に、サンセットポイントでサーフィンした帰り道、そのマーケルさんにバッタリ遭遇。ギラギラしたブルーアイと相変わらずの早口で、俺の仕事パートナーだと紹介されたのが、サンセットマンション前の住人でアーティストでタイポグラファーのハラルドレナードでした。そしてガレージ&アトリエに案内され、2人が梱包されたケースから取り出したのが、エディアイカウをモチーフとした美しいプリントパネルの数々でした。もちろん写真はマーケルさんがエディを撮影した往年の名ショット。2年前の第25周年記念大会のポスターにも使われています。それをハラルドが現代的な表現方法でハワイアンサーフィンのカリスマ、エディ・アイカウを生き生きと蘇らせていました。

ハラルドによれば印刷機は日本製で、作品はデジタルファインアートのプリントで、長期保存性の高い高級インクを使って、アルミ版、アクリル板、キャンバス、特殊なメタリックペーパーなど、高品質なプリント媒体に印刷されているので、極めて芸術性の高い作品に仕上がったと自信たっぷり。

ハラルドはサンセットビーチのこの工房から、クリアナ・エディションと銘打って、ヨーロッパや日本にも作品の配送を行なっています。興味のある方は、www.kuliana-edition.com へ。

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