他所のポイントには波があるのに、鎌倉の海はどうしちゃったんでしょうか。ぴくりとも海面が波立たず、鏡のようにグラッシーな海が広がっています。ちょっとはうねりの影とかが見えてもいいのに。神奈川県で最も東スウェルに敏感に反応する湯河原吉浜は、地形がどうだこうだといわれても朝夕の上げ潮時にサーフィンできるようです。久しぶりにご挨拶に伺おうかなんて気になってきます。
なんとか南からスウェルが入ってこないものでしょうか。サーファーを活かすも殺すも波しだい。頭のお皿が乾くと死んでしまうカッパじゃありませんが、頭の中から体全身に水気がまわっていてこそ楽に生きていけるのがサーファーというものです。ウェットスーツに着替えてザブンと海に入るだけで生き返った心地になるのはそのせいでしょう。
たかがカッパ、されど波に乗らないと具合が悪くなるカッパはどうやって生きていけばいいか。それは波が入ってくるのをひたすら待つ。忍の一字で待つ。波予想では次のチャンスは金曜日にくるとでています。あと3日。そう考えればなんとかなりそう。同じ波は2度と来ませんが、波は必ずやってくる。そのときが来るまでじっと待ってましょう。