今シーズンもいろいろありましたが、最後の最後になってノースショアはストーミーとスモールコンディションに苦しんでいます。波が小さい。豪雨と洪水。雷に停電。そして何より太陽が1日ほとんど顔を出さないときもあります。まさにストーミー。こんな時、ハワイアンは外へ出ずに家のなかにいます。マカヒキという慣習です。ストーミーが過ぎ去り太陽が顔を出すまで、食べたり、飲んだり、昼寝したり、遊んだり、家の修理をしたり。普段はしない時間の過ごし方です。
小さい波といってもラニアケアやチャンズリーフに行けば日本の冬の低気圧よりはるかにサイズもあってグッドブレイクなんですが。雨、それにマッチャ色の海がサーフィンする気にブレーキをかけます。おまけに連日の寒さです。すっかり体調まで悪くしてしまいました。
パイプラインマスターの決勝が12日に終わってからですから、かれこれ2週間以上にわたって6フィートプラスのスウェルがまったく入ってこない。これにはプロサーファー達が頭を抱えています。なんのためにノースショアに来ているんだ? パイプライン、バックドア、サンセット、そしてワイメア。世界のセンターステージ檜舞台でサーフィンするためにノースショアに来ているんです。毎日毎日、海に出かけてセッションを重ねて、センターステージで最高の波をゲットしようと修練を重ねています。しかし肝心の波が来ない。目的が見えずに焦る気持ち。もしかしたら今年はダメかも。もしかしたらこのまま???。どうする?
でも大丈夫。マカヒキです。バッドタイムは過ぎ去っていくんです。太陽が出てきたら思い切りサーフィンすればいい。そうしたら気持ちいい。いつでもレディ、ゴー。スロー&クイック。アップスンダウン。ハイタイド&ロータイド。タウン&カントリー。それに忍耐という言葉までがイメージに浮かびました。いろいろでてきましたが、立ち止まって違う方向からもよく見れなくちゃ。グッドウェイブを信じてひたすら待つ。そして来たるべき時にゴーイングオフ!
待つことの、待てることの大切さを再認識させられているストーミーです。
ノースショアのストーミーコンディンにサーフィン人生の生き方を学ぶ
12月 30th, 2008 · No Comments
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