波乗りでん助

~ サーフィン総合研究所 ~

海の日。サーフィンの日。

7月 21st, 2008 · No Comments

海の日は12年前の平成8年に制定された国民の祝日だ。制定の理由として『海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う』という素晴らしいメッセージが込められている。世界広しといえど海の日が国民の祝日と決められているのは日本だけなんだそうだ。しかも5年前の平成15年からは7月の第3月曜日が海の日と改められたことで、土曜日から日曜日をはさんでの月曜日で3連休となることが決定。ちょっとしたミニゴールデンウィークとなっている。どうりで世間が騒ぐはずだ。
海の日の起源が知りたくてネットサーフィンでリサーチ。すると国土交通省のHPに興味深いセンテンスがあった。『私たちの国日本は四面を海に囲まれた海洋国であり、はるか昔から、外国からの文化の伝来をはじめ、人の往来や物の輸送、産業、生活などの各分野に渡って海に深く関わってきた。しかも昨今は日本全国ウォーターフロントの開発整備が進み、マリンレジャーも普及するなど海を利用する機会が多様化してきただけでなく、一方で地球環境の保全という観点からもとくに海の役割がいっそう大切となり、海洋汚染防止の必要性も急務である。海の日を制定することで国民の皆さんに海に対する認識と理解を高めて欲しい・・・云々』とある。マリンレジャーの普及。それは確かにある。だが半世紀前に外国から伝わったサーフィンという遊び。サーファーというライフスタイル。それらがすっかり日本に受け入れられた。そう理解することはまだまだできない。
祝日だから皆、海においで。遊びましょう。そして海の素晴らしさを再認識しましょう。大切な自然との触れ合いを海の日に取り戻す。それも海の恩恵だよね。国民の祝日ではないがサーフィンには『サーフィンの日』がある。今年は6月21日に神奈川県平塚市でSFJ主催でイベントが開催された。サーフィンという素晴らしい文化を祝う日があってもいいんじゃない。世界各国のサーファーが、サーフィン、砂浜、海、環境への熱い想いを分かち合い再認識することがテーマに掲げられた。サーフィンが日本に普及して50年。サーファーを国民のみんなが見ている。遊びやファッションだけでなく、海でサーファーが果たす役割と責任もいよいよ大切になってきた。
台風不発のまま、海の日の3連休で全国一斉に夏休みにシーズンイン。各地からは記録的な暑さがリポートされてきたがグッドウェイブの便りは皆無。今年の夏は、今年の台風は、いったいどうなるのだろう。

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