ローカリズムを語る前に、
やることをやるのは当たり前として、
ローカルならばサーフィンでわからせる、わからしてくれる。
それこそがローカルだ。
あっという間にいい波をつかんで、
うッという瞬間にすんごい角度でターンを抉りこんでくる。
それに短い時間で何発も乗る。
波乗りで分からしてくれるんだから、
未熟者やビジターはローカルをリスペクトして当然でしょう。
サーフィンローカリズムの理解はリスペクトからスタートします。
ワケわかんない!有象無象が溢れかえる夏でした。
大切な大切なフェイバリットスポットに、面倒をかける、波に乗れない、パドリングが出来ない、リップカレントを知らない、ズケズケと指定席に割り込む、波がくれば漕ぎだす、ドロップインしてもビーチブレイクのつもりかエクスキューズがない、ポイントブレイクも分かっていない、驚かされるほどの未熟者や口がきけない無神経なビジターが、波が良くなるとマイ・フェイバリットスポットには必ず現れるのでした。
楽しくサーフィンしたいよね。乗れれば楽しいよね。でも、いい波は競争だよね。
そうすると、やっぱりローカルがいい波に乗っていっちゃう。独占してる。どうしてか。
いい波乗りたくて、ローカルは毎日そこでサーフィンしている。競争が激しく、どんなおじさんだって、どんなおばさんだって、ボディボードのレディースだって真剣に波を追っている。だから、そんじょそこらの未熟者やビジターとはワケが違う上手なサーフィンをするし、いい波を知っているし、なによりハイレベルな気持ちいい次元でサーフィン楽しんでいる。
やっぱり、かなわないでしょ。
混雑したポイントで、ローカルがビジターにヒートアップしちゃうのはワケがある。だって、日常とは違い、すきな波に乗れず楽しくサーフィン出来ないからだ。いい波に乗れなくてネガティブになってる。ビジターがたくさん来るのは、いい波に乗りたいからだ。いい波のって気持ち良くなりたい。
こうして絶対数の少ないグッドブレイクをめぐってハプニングがおこる。
波が、そこが、誰のものなのか。それは、毎日そこにいるローカルのもの。ビジターはリスペクトの合鍵を使って扉を開けて入ってくるのがグッドマナー。いい波に乗りたかったら。そこのポイントにいたかったら、ビジターはグッドマナーがいる。
未熟者も、面倒なビジターやカムバックおじさんも、
サーファーなんだからローカルリスペクトをもっと知ってください。
サーフィンが好きになって徹底的にリスペクト。
そうすればグッドマナーが身につきます
波がある日に必ず顔を出すようになればローカルの第一歩。その一歩づつを重ねて顔を知られ、サーフィンを覚えられ、海の中でリスペクトを知って、いい波にも乗れるようになる。波に乗れてこそサーフィンだし、サーファーなんだからね。もちろんローカルもサーファーを目指して毎日サーフィンしているわけ。
もっともっとグッドサーファー&ガールズが日本にふえて。サーフィンカルチャー&スタイルがもっともっと厚みを増して。日本のサーフィンも円熟してきてる。波は毎日そこにいるローカルが守る。これこそがサーフィンローカリズムの鉄則。