3月11日の鎌倉七里ガ浜。あの東北大震災から1周年。サーフィンを楽しむ環境を失った喪失感は想像することすら出来ない。
日本になくてはならないサーフブレイクの宝庫を壊滅的な破壊に導いた大地震。そして大津波。発生から1年が経過。宮城、岩手では瓦礫処理も進み復興への狼煙が上がり始めている。が、福島の原発メルトダウン現場は相変わらずのホットゾーン。4つある原子炉の燃料棒を冷やすために使われた冷却水は今も海中へと流れ続けている。
波に乗りたい。それなら、波のある他の場所に行ってサーフィンすればいい。しかし、そう簡単には行かないのがサーファーマインドの深いところ。毎日通い続けた波は大切な自分の宝物。気持ちいいサーフタイムを浴びさてくれる自分の庭みたいなもの。はいそうですかと、そう簡単に新しいところに気持ちを向けることなんて出来やしない。波というものは乗れば乗るほど、味わったグッドブレイクは鮮明なイメージで脳裏に蘇り、そのパッションはリスペクトとなってサーファーマインドに刷り込まれている。
戻りたいけど戻れない。福島第一原発が廃炉になるまで40年だそうだ。それまでずっと猛毒放射能は海中に漏れ続けるのだろうか? もちろん陸地に降り注いだ放射能も計り知れない。東北だけでなく関東へと広大なエリアに降り注いだセシウムが雪解け水となって川を下り海へと流れ出してくるんだそうで、しかもこれから4年間の累積が最も要注意なんだそうだ。もういい加減にしてくれ! 原発いらねー!
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