アンディ、アンディ、アンディ、アンディ、、、
初めて世界チャンピオンになった’02年、初めてパイプラインマスターズにも優勝し、ビーチを揺るがす大歓声が今も耳の奥に残っている。
面影は消えることなくサーファーの脳裏にハッキリと刻み込まれている。ガッシリした体格、ひときわ太い首と両腕、サーファーならばこうだという理想体型の見事なお手本だ。しかも顔つきは小顔でハンサム。なんともチャーミングな透き通ったブルーアイズだった。
初めてアンディのサーフィンを目にしたのは1994年にブラジルで開催されたISA世界選手権だった。16歳のアンディはまだまだスキニーなボーイズ体型だったが、トム・カレンを彷彿させる綺麗なマニューバーラインからズバッとパワフルにアクションを決めてくる、当時からひときわ目を引くスター性を感じさせるサーファーだった。大会は、ハワイチームのジュニア代表として、カラニ・ロブ、ポール・チャプリック、弟のブルースとともに出場。優勝は兄貴分のカラニがひっさらっていたが、アンディは6位、チャプリックは一つ上の5位、そしてブルースは9位と全員がベスト10入りを果たした。ちなみに日本のジュニア代表は、原田正規、小野嘉夫、牧野優介、大野仙雅だった。
ケリー・スレータが前人未到のV10を達成できたのもアンディというライバルがいたからこそできたといえるだろう。パイプライン、そしてバックドアで繰り広げられる2人のマンオンマンバレル合戦がもう見られない。アンディにはサーフィンの素晴らしさと体が震えるほどの感動を与えてもらった。ありがとう。合掌
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