ケリー・スレーター、ジョディ・スミスと、格上大先輩のトッププロを2度も負かして決勝への切符を手にした我らがカノア君。決勝ではミッチェル・ボレーのタヒチアンパワーに押し切られて悔し涙。しかしCTルーキーがパイプラインマスターズに準優勝したことは大金星。
カノアのルーキーイヤーは最高の幕切れとなった。
バックドアでは誰にも負けないジョンジョンなのですが、さすがにグッドバレルの波の少なさに手を焼き、クォーター手前で神通力を失うかのように優勝したミッチェル・ボレーに勝ち逃げされてしまった。しかしそれでもトリプルクラウンは堅守。世界のチャンピオンでもあるけど、ノースショアでもジョンジョンがチャンピオンだと再認識させられてます。
ケリーは九分九厘決勝進出を決めかけていたセミファイナルを大逆転で負けたんだからプライドが傷ついたんじゃない。クォーターでカノアに負けたジョディーも同様だろう。二人とも午前中に行なわれた4回戦でトップ通過したカノアに、二人してやっつけられていたからね。今度こそと万全だったはずのセミのケリーだったんだけど、ヒート最後のクランチタイムにバックドアをカノアにクリアーに決められてひっくり返されて返り討ちにあってしまった。表彰式をジャッジタワーで観戦していたケリーは、どんな気持ちで見ていたんだろうか?
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