台風最接近と重なったお昼のロータイドが最高でした。
ピークが空に向かってそそりたち一瞬綺麗なリップカーテンとなってました。最初のビッグセットが入ってきたのは11時45分。その25分後に最大セットが入ってきました。連続７発。サイズは軽くオーバヘッドの３ftプラス。パワーと巻きもたしかに台風の波です。薄曇りですが前回の11号では味わえなかった太陽も顔を出し、久しぶりのビッグウェイブサーフィンを心に刻めました。
ドロップはスリル満点で綺麗に決まった。雑念が入ると波に負けてしまいますから、確かな状況判断に基づいた冷静な動作が出来るかどうかが生死をわける。最大の敵は恐怖。恐怖が身体の自由を奪うからです。誰だって大きな波は怖いものですが、一度知った蜜の味というのでしょうか、大きな波とお友達になる方法をいつも海に出て学んできました。波と会話した数だけ恐怖は楽しさへと姿を変えているようです。
ドロップしてからのターンも気持ちよくメイク。大きく身体を使いボトムを蹴り込んでグォーンと波の前へ出て行くと、キューンと波が走り出し、そそり立ってくるショルダーをさらに蹴り込んでスピードに乗せるとサーフボードは最高の走りで応えてくれました。一瞬ですがリップが綺麗なバレルとなって飛んできて、プルインは出来ませんでしたが大ストーク。この１発は切れました。
それから後に同じような波を続けて２本。３本目のグッドウェイブをプルアウトすると大満足。それと同時に最大セットはピタリと止んでしまいましたが、オーバーヘッドのファンウェイブが夕方までパーフェクトにヒットし続けてくれました。やっぱり台風の波はいいですね。
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