ともに初優勝で、なんだかお似合いの2人。
カイシュウは賞金130万円、
ナツキは賞金50万円をもぎとった。
2001年にプロ転向以来、宿題のままだったJPSAグランドチャンピオンをとうとう獲得した辻裕次郎。ラウンド4ではヒート開始早々にインターフェアを犯し絶体絶命のピンチに追い込まれたが、『俺がグランドチャンピオンだ!』と、獲得に向けて決してあきらめない裕次郎に運命の女神からヒート最後の最後で逆転のセットをプレゼントされ、それをバックサイドリップの7連発で完璧にメイク。今大会を通じてのハイエストスコアである8.75 を叩き出して執念の1位通過。これですっかりリズムを取り戻した裕次郎は続くラウンド5も快勝。しかしここでランキング3位で裕次郎を追っていた仲村拓久未が敗退。これで最終日を待たずに裕次郎のグランドチャンプが決まった。最後は危なっかしかったけど、グラチャンを本気で取りにいった今年に獲得できてよかった。
おめでとう、ユージロー!
女子のグランドチャンピオンは2014JPSA新人賞も獲得した田代凪沙。昨年の最終戦でプロに合格し、今シーズンからプロコンテストをサーキットし始めたルーキーの田代は、開幕戦のバリでいきなり4位、第3戦伊良湖で2位、第4戦新島では優勝、第5戦大洗では2位と、プロデビューしたばかりだというのに今シーズンは常に上位をキープ。最終戦は自力でタイトルに決着を付けることは出来なかったが、獲得ポイントのリード差を何とか守ってグランドチャンピオン&新人賞のダブル受賞となった。持ち味はタフな試合運びとリップ&カービィング。来シーズンからはASPにもチャレンジを始めるということで、これからどんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。
男子の2014JPSAプロ新人賞を獲得した鎌倉の若きエース小林直海。プロ転向初年度だというのに第3戦伊良湖で2位となるなど実力を発揮。最終ランキング12位となり来年のトップシードを手に入れた。これから直海もガンガンにいくよー。
今大会で女子2位となった徳島出身の川合美乃里はこれからの注目株の1人だ。何しろリッピングがずば抜けて鋭い。ボトムからワンターンでオフザリップしてから後でボードのテイルがグゥインと返っていく。高さもあるしスピードも落ちない。これまでの日本人女子プロにはなかなか見れなかった抉り方だ。今大会も得意のオフザリップを武器に快進撃。これで年齢も中学2年生だというから驚いた。将来はココ・ホーが目標という彼女にも注目してほしい。
地元鴨川で自分の名前がついたプロコンテストを開催した小川直久。左にいる幸男とは12歳差。大会名となった24 SURF というのは芸能界のエグザイルが所属するLDHという会社にプロサーファーとして所属する小川直久がコラボして提案するサーフウェアブランドであり、直久は大会プロデュースという新しい仕事を成功させたばかりでなく、今大会も元気に出場し5回戦まで勝ち上がり13位。もちろん自分としては優勝して、自分がプロデュースした大会に花を添えたかったことだろうが、それは次のお楽しみ。来年はもっともっとやると力強く宣言してくれた。
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