波乗りでん助

~ サーフィン総合研究所 ~

Quiksilver Open Japan は見所満載。大野マーの実力を持ってしてもASP軍団の快進撃は阻めなかった。

6月 3rd, 2013 · No Comments


優勝賞金150万円を獲得しシャンパンシャワーを浴びるミッチ・クルー。最終日のクォーターファイナル、セミファイナル、そしてファイナルと、他者を寄せ付けないぶっちぎりの快進撃は来シーズンのトップ34入りを期待させるものだった。


ASPジャパンの開幕戦となった今大会 Quiksilver Japan Open 。世界トップランキングを目指すプロサーファーの実力とはいかなるものか。そのレベルの高さをまじまじと見せつけられた見所満載のプロコンテストだった。なにしろ肝心の波がスーパーハード。ヤマセと呼ばれる東よりの強風が吹き付け、ブレイクサイズはオーバヘッドでグチャグチャのカレントが渦巻き、波はこれ以上は無い、まさしくスーパージャンクコンディション。プロサーフィン道場として日本全国に知れ渡る志田下ローカルサーファーでも普段だったらごく限られたメンバーしかパドルアウトしないだろう。だが、勝つ気で日本に乗り込んできた外人プロ達は、バーティカルリップを強烈に抉り込み、ビッグエアーを軽々とメイク。世界レベルが日本のジャンクコンディションを軽々と超えていることを痛感させてくれた。


最終日のオープニングヒートとなったクォーターファイナルのマンオンマン戦に進出した日本人プロは大野修聖の1人だけ。雨は上がりはしたがジャンクな悪天候にもかかわらず大勢のギャラリーが見守る中でミッチェル・ライトとのマンオンマんがスタート。バックサイドでリップを抉り込み激しくスプレーをあげるマーのリードでヒートは展開。よしよしこのままでいってくれと思った矢先、ミッチェルの強烈逆転エアリアルが炸裂。9点のハイポイントをゲットされ一気に逆転。その後もマーはヒート終了まで集中を切らさず波を追い続けたが終了ホーンが鳴り響いてしまった。兄のオーエン、姉のテイラーに負けず劣らずのミッチェルのハイパフォーマンスとガッツに熱血ジャパニーズ応援団も脱帽するしか無かった。

Tags: コンテスト

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