優勝をもぎとったタヒチアンのミシェル。セミファイナルでメイクしたスーパーロングチューブで勢いに乗った。
Reef Hawaiian Pro の最終日。降り止まない雨の中。いよいよ大詰めとなったセミファイナル、そしてファイナルは文字通りに今大会のハイライトとなった。トリプルクラウンでも滅多に見られないロングバレル連発のチューブライディング合戦となり、スーパーパーフォーマンスの連続ショーに鳥肌立ちっぱなしで大興奮。波のサイズ的には4?5ftとハレイワとしてはミディアムサイズのランクにはいるところだったが、ウエストスウェルがクリーンにヒットしたきたことから、奥、ミドル、トイレットボウル、そしてインサイドと、セットごとにハレイワの全ポジションからグリングリンのチューブが巻き上がって、サーファーをバレルの奥へと飲み込もうと超特急で走り抜けたんだから言うことなし。ハレイワの波が世界でトップクラスのスーパーパーフェクトブレイクであることをトップサーファーのパフォーマンスで証明する一日となった。
もっとも興奮したヒートはセミファイナルの第1ヒートだった。決勝で3位となったケコア・バカルソと優勝したミシェルのパフォーマンスはパーフェクト10がでないのが不思議なくらいのディープバレルだった。敗れたマスクロフやシンプソンも文句なしのグッドバレルをメイク。ヒート終了のホーンが鳴るまでセットは次々に入ってきたんで雨の寒さもどこかへ吹き飛んでしまったぐらいに大興奮。おかげですっかりインターネットに姿が映し出されてしまった。
ファイナリストの顔ぶれを見てみると、ハワイアンのケコア、タヒチアンのミシェル、ブラジリアンのジハー、そしてハワイアンだがハオレのダスティン・ペイン。優勝争いの結果はタヒチのミシェルとなった訳だが、ファイナリストとしては見事なくらいに世代が変わったと印象づけられる。先日の女子大会と同様だ。ミシェルが22歳、ジハーが24歳と、ここまではいいとしても、ケコアとペインがともに19歳で、トリプルクラウンの最年少ファイナリスト記録なんだそうだ。
日本ではプロジュニアと言われる世代のケコアとペインの活躍もあってハワイアン達は大満足。ハレイワの緒戦Reef Hawaiian Proを無事に終了したトリプルクラウンも絶好のスタートを切った。続く第2戦はサンセットビーチで開催される男子O’Niell World Cup of Surfingと女子Roxy Pro。こちらはビッグウェイブにパワフルなカービングアクションで演技を競う伝統と格式あるビッグウェイブコンテストの元祖。これもまた見逃せない一戦になりそうです。
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